こんにちわ
YOSSIです。
原子力発電所の事故や災害、戦争、紛争の危機がせまると
放射能への防護処置として『昆布』や『ヨウ素』が良いらしいという話を
海外のメディア等で聞くことがあります。
自分も詳しくなかったので
今回このことについて調べてみました。
なんでヨウ素剤? 調べてみた
昆布がなぜ?と疑問に思ったのですが、海の中で育つ海藻には
ヨウ素(ヨード)が大量に含まれているからだそうです。
実際にヨウ素(ヨード)の薬は実際に原子力発電周辺の自治体から
周辺の住民に配布しています。
ヨウ素(ヨード)、ヨウ素剤と聞くことがありますが、
配布されている薬剤は正確には
『安定ヨウ素剤』と言われるものになります。
安定ヨウ素剤とは何か、茨城県のHPから抜粋してみました。
運転中や停止直後の原子力発電所等は、事故が発生した場合、放射性ヨウ素を含む核分裂生成物を環境中へ放出することがあります。核分裂生成物のうち放射性ヨウ素が、呼吸や飲食品を通じて人体に取り込まれると、甲状腺に集積し、放射線被ばくの影響により数年~数十年後に甲状腺がん等を発生させる可能性があります。この甲状腺被ばくは、安定ヨウ素剤を事前に服用することにより低減することができます。
ただし、安定ヨウ素剤は、放射性ヨウ素による内部被ばくに対する防護効果に限定され、放射能に対する万能薬ではありません。また、放射性ヨウ素が体内に取り込まれた後に安定ヨウ素剤を服用しても効果は極めて小さくなるため、適切なタイミングで速やかに服用することが必要となります。
※詳しくはこちら
安定ヨウ素剤が何か、簡単にまとめると、
- 外部からの被ばくではなく、内部被ばくを防ぐもの
- 特定の内部被ばくに対する、限定的な防護の為
- 万能薬では無い
- 体内に取り込まれた後は効果が極めて少ない
ということになります。
安定ヨウ素剤 更に調べてみた
更に注意点などを調べてみました。
安定ヨウ素の注意事項
茨城県や鳥取県の資料が分かりやすかったのでリンクを張っておきます。
https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/yakumu/yakumu/yoso/documents/japan.pdf
まとめると
- 事前に近隣に配られている。
- 原子力災害の際、内部被ばくを避けるために安定ヨウ素剤を飲む。
- 国、県、市町村から服用指示がある。決して自己判断で飲んではいけない。
- 副作用の可能性もある。
- 場合により、飲んではいけない人もいる。
- 服用を優先すべきは、未成年者、妊娠している方、授乳中の方
- 3歳未満はヨウ化カリウム内服ゼリー、3歳以上は錠剤
- 40歳以上は効果が薄くなる可能性もあり、服用対象外者となる場合もある
とのことでした。
お住いの自治体のHPや広報をしっかり読み込んでおく方がよいと思いました。
まとめ
色々調べていくうちに強く感じたことは、
ヨウ素は『放射能に対しての万能薬ではない。』 という事でした。
また、正しい知識を持ち、正しく服用する事が求められます。
パニック時に慌てて飲んだりしてはいけません。
平時の時から、事前に必要か、飲んで大丈夫か各々が理解と意識を高めておく必要があります。
また、海外では災害用に自宅に備蓄されている例もあるとの事ですので、
そちらもまた調べてまとめたいと思います。
Amazonでも購入できますが、平時であればサプリと同じ価格帯です。
またくれぐれも上記の件に注意する必要があると思います。